最近、物忘れが酷くなった…
記憶力が落ちた…
家族の様子がおかしい…
皆さんがよく耳にする「認知症」
その中でもよく耳にする「アルツハイマー型認知症」
認知症の約6割がこれに相当します。
(※認知症は疾患名であり、病名ではありません。)
「認知症は予防できるのでしょうか?」
「なりやすい性格や生活スタイルはあるの?」
「遺伝する?」
自分は…家族は大丈夫か…今から改善できることはあるのか。
これらの疑問について、ご紹介させていただきます!
まず認知症の様々な要因を見てみましょう👇
■血管性~
動脈硬化、脳梗塞やビンスワンゲル病など血管や血圧、血液の状態で生じる。
■変性性~
アルツハイマーやパーキンソン症、ピック症など脳の変性によって起きる。
■感染性~
HIV、梅毒など感染によって起きる。
■外科的~
正常圧水頭症や硬膜下血腫(慢性)など事故などの外的要因で起こる。
■内科的~
甲状腺機能低下症、クッシング症候群など内科的要因で起こる。
■その他~
ビタミン欠乏症、肝不全、慢性アルコール症など
この様に性格や生活、年齢などでは予想できない要因も沢山あります。。。
今日はその中でも最も多い「アルツハイマー型認知症」を中心にお話しして行きます。
「アルツハイマー病」とは
若年性アルツハイマー、アルツハイマー型老年認知症(痴呆症)。
進行性の記憶・認知機能障害で、物忘れから始まり、物取られ妄想に発展する。
そして良く知っている道が分からなくなるなど症状が出る。
ピック病のように人格が変わることはないが、初期は人格が保たれているため
能力の低下で落ち込み、抑うつ状態になることもある。
ちなみに「まだらボケ」の場合、脳血管型認知症(多発性脳梗塞型)の可能性あり。
末期になると精神状態は荒廃し、パーキンソニズムなど歩行障害や痙攣発作などがみられる。
病態の特徴👇
「脳の萎縮」
脳の神経細胞やシナプスが、アミロイドβなどで傷付き細胞が死滅し脳が委縮する。
神経原線維変化が起こる。
※脳が委縮していても、認知症じゃない人もいます。
「老人班(アミロイドβタンパク)」
脳内の老廃物(ゴミ)が加齢と共に蓄積。
※老人班があっても、認知症じゃない人もいます。
「アセチルコリンの低下↓」
アセチルコリンは神経伝達物質。
これが低下すると認知症関係なく、記憶力の低下、集中力の低下などが起きる。
なりやすい人の特徴👇
◆性格~
●自己中心的(自分の思い通りにしないと気が済まない)
●空気が読めない(自分の非を認めない)
●趣味がない
●常識人
●頑固。柔軟性がなく、融通が利かない。
●几帳面
●あまり人に会いたくない
●他人より自分が利口だと思っている。
●努力家
etc…
◆生活習慣~
●睡眠不足(昼寝は30分以上すると逆効果)
●運動をしない
●ぼーっとテレビを見ている
●孤独
etc…
◆疾患~
●難聴
●高血圧
●肥満
●喫煙
●うつ病
etc…
◆遺伝について~
遺伝子的要因の「家族性アルツハイマー病」は、40代~50代と若いころに発症する。
発症は1%に満たない。
加齢によるアルツハイマーの遺伝的要素は少ないと言える。
ただし性格や生活習慣などが似ている場合、注意が必要である。
アルツハイマー病の家族がいる人の発症確立は3倍とも言われている。
★お勧めの食材★
ウコン:アミロイドβタンパクの蓄積を減らす。
クルクミン:アミロイドβタンパクを分解する。
その他の食材~緑黄色野菜、ナッツ類、ベリー、豆類、魚など
×控えたほうが良い食材×
・赤身の肉
・バター
・チーズ
・お菓子
・ファーストフードなど
★おすすめの生活習慣★
・有酸素運動30分を週3~4
・日光浴をする(10分~30分程度)
・恋をする♥(芸能人でも誰でも良い)
・規則正しい生活
・何かを学ぶ、習う。
・身体に良いいと言われても、ストレスになるならやらない!
やっぱり、最大の敵はストレスです!
「ストレスは万病のもと」!!
ストレスは交感神経を亢進↑させ血圧、血糖値を上昇↑させます。
血小板も固まりやすくなり、血液はドロドロに。。。
結果的に体中の細胞、もちろん脳も傷つけてしまいます。
さらに副交感神経優位↑で分泌されるアセチルコリンは減少。
セロトニン(幸せホルモン)なども減少しうつ状態に。
良く寝て、リラックスする時間を設けることで副交感神経は優位↑になります。
さらに何か楽しむ時間を作り、食生活を見直すことも重要です!
思い出や大切な人達を忘れないためにも
性格や生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか🌼