動物は、人間より体温が高い。
人間の体温は動物より低いので
動物の油は人間の体に入ると固まってしまう。
それを溶かすのが魚の油だ。
この話しを学生時代に聞いて
生態系、地球の神秘を感じワクワクしました( *´艸`)
さて魚の油でドロドロの血管はキレイになるのでしょうか?
魚の中に含まれる
「DHA(ドコサヘキサエン酸)」
「EPA(エイコサペンタエン酸)」
この二つには、コレステロールをサビさせない抗酸化作用があり
動脈壁にくっつくのを防ぎます!
そして抗腫瘍作用で癌の増殖、浸潤を予防する!
さらにさらに、血中脂質も低下させるのだ♪
これらは多価不飽和脂肪酸(高度不飽和脂肪酸)に分類され、不飽和脂肪酸とは大豆、植物油、魚の脂などです。
そして一価不飽和脂肪酸はオリーブオイルやヘーゼルナッツなどに多く含まれ
バター、牛脂などは飽和脂肪酸に分類されます。
ややこしい~(>_<)
簡単にまとめると、体内での脂質のバランスは
飽和脂肪酸(バターなど):一価不飽和脂肪酸(オリーブオイルなど):多価不飽和脂肪酸(ごま油など)
3 : 4 : 3
のバランスが理想的だそうです!
イヌイットの人々はトドやアザラシ、魚貝類が主食。
野菜や穀物はほとんど食べません。
トドなど高脂質の生活をしているにも関わらず
高血圧や血栓症など血管病の割合が低い!
※ただし血がサラサラし過ぎて、出血傾向があります。
このように多価不飽和脂肪酸を多く含む、魚の脂を摂取することにより
血中脂質、血中コレステロール値は下がり、心筋梗塞などの虚血性心疾患の罹患率も低かったそうです。
多価不飽和脂肪酸を摂取することで、生活習慣病の予防・改善につながることが数々の研究によって分かっています。
多価不飽和脂肪酸の食品~
サバ、サンマ、イワシ、アジなど青魚類、鮭、ウナギ
くるみ、ごま油、母乳、レバー、卵黄、サンフラワー油、大豆脂など
魚や穀物類など多く摂取していた日本の食文化を
あらためて見直してみましょう!
次回は薄味が良い理由について