まずコレステロールとは脂質(脂肪)の一つです。
コレステロールが血液中に入るとたんぱく質と結合し
善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)などになります。
さっそく、、、悪玉コレステロールは悪なのか?
悪ではな~い!
悪玉コレステロールといっても、実は肝臓で作られたコレステロールをせっせと全身に運ぶ、The運び屋♪
ちなみにコレステロールの作用~
・細胞膜の成分
・体細胞(骨、筋肉、内臓や脳など身体を構成する)の構成要素
・胆汁酸の前駆物質
・ステロイドホルモンの前駆物質~
簡単にいうと、身体の構成、消化にも使用され、さらにホルモンにも作用し
いろんな臓器の内分泌系の調整も行っている。
そんな大事なコレステロールを運ぶ、悪玉コレステロール。
実は少なくなると…
血管がもろくなり、脳出血の恐れあり!
ただし…
必要以上に摂取し過ぎても、脳出血の恐れがあります。
悪玉コレステロールは血管壁にベタベタくっつき、動脈硬化や高血圧の原因になるのです!
この悪玉コレステロールを回収してくれるのが善玉コレステロール!
善玉は血液中の余分なコレステロールの増加を防いでくれるのです。
さて、ここで少し中性脂肪について
中性脂肪は、血管にベタベタ付着しません。
ただし普通の悪玉よりも小さなサイズの悪玉コレステロールを出現させ、さらに第三のコレステロール、レムナントコレステロール(老廃物)を増やします。
もちろんこれらは、血管壁にべたべたとくっつきます。。。
コレステロール・中性脂肪を取り過ぎず、善玉と悪玉のバランスを保つことは生活習慣病(脂質異常症、糖尿病、高血圧、高尿酸血症、心臓病、脳卒中など)全般の予防になるといえます。
●善玉を増やす 魚介類、大豆製品、食物繊維を多く含む野菜、海藻、きのこなど
●悪玉を増やす 肉類、卵(たらこなど、魚卵も含む)、アルコール、菓子、甘い飲み物、油(バター、ラードなど)
次回は、血管の掃除についてお話しします。